中学生でも楽しく分かる日本の歴史⑪道鏡と言う男と藤原
前回は、聖武上皇の目指していた「鎮護国家」について書いていきました。
下にYouTube解説あり。
歴史を学ぶコツは暗記と思わず、「なぜ?」に注目することです。
そうすることで、「聖武天皇の時代は鎮護国家だった。」という淡白な知識ではなくなると思います。
孝謙天皇と藤原の関係
孝謙天皇は聖武天皇の娘なので母は皇后の藤原光明子です。光明子は藤原不比等の娘なので、孝謙天皇のおじいさんは不比等です。
藤原は光明氏のおかげで権力を持ちます。
藤原四子の次男の息子である藤原仲麻呂が権力を強めます。皇后が藤原に娘のことサポートしてあげてくださいってお願いするんです。
「よろこんで!!」って仲麻呂が飛び上がってる絵が目に浮かびます。
橘諸兄の今・・・
聖武天皇が生きてる内は橘諸兄にも権力が残っていたのですが、聖武天皇が亡くなってからは、完全に権力を失ってしまいます。
それに対して息子の橘奈良麻呂が藤原仲麻呂に怒り狂います。
「排除してやる!!!」ってぶち切れです。
でも、権力を持った藤原氏に勝てるわけないので負けてしまします。これで、完全に橘の権力は消滅してしまします。
養老律令発布
藤原の不比等が大宝律令を書き足したり、引いたりした養老律令がようやく仲麻呂により発布されます。藤原に都合よく書き換えたんじゃないかっていう噂のやつです。
不比等が死んでから長屋王のドタバタで忙しくて発布できていませんでした。
養老律令は藤原の必殺技的に覚えてはいかがでしょうか。
藤原の暴走
孝謙天皇がだんだん思い通りにならなくなってきたから、藤原仲麻呂が天皇をやめさせることにしました。その代わりに即位したのが淳仁天皇です。
その淳仁天皇は仲麻呂のおかげで天皇になれたので、言いなりの天皇でした。淳仁天皇は仲麻呂に「恵美押勝(えみのおしかつ)」っていう名前をあげました。
まあまあな名前ですよね。
「君、これから恵美押勝って名乗りなさいよ」って感じです。
そんな感じの時に、光明子がお亡くなりになります。恵美押勝にとっては大ピンチです。だって、不比等の娘である光明子のおかげで権力があっただけですから、光明子いなくなったら終わりです。
道鏡という男
奈良時代のメインは聖武天皇だ!と思っていただいて間違いありませんが、奈良時代後期、どういったことが起きたかをお話しします。
その一人に「道鏡」という僧がいたことを知っていてください。
この道鏡と言う男は、僧やけど政治に関りを持ってました。しかも天皇になろうとしました。とんでもない男なんです。ヤンキーです。
孝謙上皇は聖武天皇の娘でしたよね。道鏡という男はめちゃくちゃ悪賢い奴だったので、孝謙上皇に気に入られるようにうまい事しました。
孝謙上皇が病気になった時に、加持祈祷でその病気を治しちゃいます。
ドラクエで言うところの「ベホイミ」だと思ってください。こんなこともあってめちゃくちゃ権力を強めていきます。
なんか蘇我氏みたいなことをしようとしてるんですよ。天皇のこと利用して自分が事実上最高権力者だ!って言いたかったんでしょうね。
道鏡のこと勉強して、「こいつ蘇我氏みたいな奴やな」って思えたら僕と友達になれます。
恵美押勝の乱
孝謙上皇からしたら、病気が治れば政治介入したいでしょうね。道鏡の事をめっちゃ贔屓(ひいき)します。どんくらい贔屓したかって言うと、恋人同士やったんちゃうかって言われてるくらいの感じです。
僧が天皇と恋人って・・・道鏡半端ないです。
恵美押勝は力無くなって来てるのに、それに伴って孝謙上皇と道鏡の恋人チームは権力マシマシなわけですよ。
こりゃ、対立しますよね。だって孝謙上皇は恵美押勝に天皇辞めさせられてますから、関係は良くないです。
この流れで起こった争いが「恵美押勝の乱」です。
この戦いの中で恵美押勝は戦死してしまい、淳仁天皇は淡路に流されます。
そして、孝謙上皇が称徳天皇に即位します。二回目は改名します。
宇佐八幡宮神託事件
道鏡さんは政界と仏教界の両方でトップになりました。
肩書は太政大臣禅師・法王です。知らんけど最強そうですよね。
「寺院以外のみんなは、さらに開墾したらダメですよ!」って発言しちゃうくらいの権利もありました。やばい政治しようとしてます。
このくらい権力あるんですけど、称徳天皇がまた病気するんです。そしたら道鏡は考えるわけです。
「称徳天皇が亡くなったら、俺の力がなくなる。なんとかせな・・・・・・そうや!!」ひらめくんです。さすが太政大臣禅師・法王の道鏡です。
そして事件は起きました。
「宇佐八幡宮で御神託がありました。僕が天皇になった方が良いらしいです。神様が言うてます」って道鏡が言うんです。
仏教やけど神様なんですね。
一応言うておきますね。仏教は神様とかではないですからね。中学生の皆さんもこれは覚えておいてくださいね。仏様は神様ではないですよ。
「御神託あったんで、だから僕が天皇やりましょうか?」道鏡
「まじ?和気清麻呂にそれがほんまか確かめてきてもらうわね」称徳天皇
そして、和気清麻呂が確かめにいくわけです。
「調べてきました!天皇に即位できるのは、天皇の一族じゃないと絶対にダメみたいです!」和気清麻呂が言うわけです。
「清麻呂は何を言うてるんや!清麻呂はもうどっか行け!」称徳天皇は言うわけです。めちゃくちゃ道鏡のこと天皇にしたがってます。やばいですね。
で、この混乱のことを「宇佐八幡宮神託事件」って言います。
当たり前ですが、称徳天皇が崩御して光仁天皇が即位すると、道鏡は失脚しました。
聖武天皇が憑りつかれたかのように仏教中心である鎮護国家をすすめたことで、道鏡みたいな人が出てきて政治に介入してきたんです。
孫だけど、おじいちゃん天皇 光仁天皇
称徳天皇は道鏡が大好きすぎて独身だったので後継者も決まっていませんでした。だから、突然、天智天皇の孫にあたる光仁天皇が62歳で即位します。
光仁天皇を即位させたのがまた「藤原」です。要所要所の藤原です。
今まで天武天皇の家系で繋がっていたのが、これを機に天智の流れに変わります。
そして、光仁天皇の息子である、桓武天皇が781年に天皇に即位します。この桓武天皇こそ時代の境目の人です。
さあ、もうすぐ平安京の時代がきます。「平安時代」ですよ。
また見てね。
ありがとうございました。
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