中学生でも楽しく分かる日本の歴史㉒奥州藤原氏誕生
前回は源頼信と源頼義の親子が戦わずして反乱を制することで、源氏の力を見せつけたことがあったよ。とお話していきました。
今回はその続きの源氏の話になります。
下にYouTubeでの解説も貼ってます。
前九年合戦 源頼義vs安倍頼時
この合戦は源頼義の家来が夜討ちに遭ってしまったことがきっかけで起こります。
この夜討ちを起こしたのが安倍氏なんじゃないか?って疑いがかかり、戦に発展します。
前回安倍氏は戦わずに頼義に降伏しましたけど、実際、安倍氏は強いんです。
東北地方って寒いですよね?だから、源氏チームは寒さに慣れてなく苦戦するんです。アテルイの時もそうでしたけど、東北っていう特殊な地の利を活かして安倍氏も上手に戦うわけです。
「これは厄介やぞ」源頼義
「安倍氏やりますね」
「俺らだけやと勝たれへんかもしれへん」頼義
「そしたら、陸奥の隣の出羽国の清原氏に手伝ってもらいましょ」義家(息子)
「義家それええな。さすが俺の息子やな」頼義
というわけで、頼義は同じ東北で戦い慣れしている清原さんにお願いするわけです。
この前九年合戦を12年もかけて抑え込んだことで、この頼義と義家の親子はめちゃくちゃ褒められます。
ここからは息子の頼家の話に変わっていきます。
頼家が源氏の棟梁となってから、陸奥国の国司として派遣されることになりました。
頼家と清原3兄弟
清原氏は前九年合戦で活躍したことが認められて、奥州で権力を得ることができていました。
頼家が奥州に向かった時は当時活躍してくれた清原武則の孫たち3人がいました。この3人が仲良くありませんでした。
①真衡(さねひら) ②家衡 ③清衡
三男の清衡だけ、お母さんは同じやけど、お父さんが藤原でした。
まず、長男の真衡が弟たちに攻め込まれます。
この攻め込まれたタイミングが、長男を義家が会ってる時だったこともあって、義家は長男に味方します。
義家がいたら、弟たちも手出しできないので、降伏するんですが、長男がその時に死んでしまいます。
「長男がいなくなったので、もう揉めません。約束します」弟たち
「わかった。そしたら長男の土地も2人で分けていいよ」義家
「わかりました」弟たち
っていう約束を源義家としたのにも関わらず、次男がすぐに約束を破ります。
「なんで、清衡はお父さんの子どもじゃないのに俺と同じ土地持ってるねん」
って不満に思うわけです。
これで、次男が三男の清衡の家族を全員殺害してしまいます。家を燃やしたんです。
こうなったら義家からしたら、怒りますよね?
「俺と約束したのに歯向かいやがって・・・源氏をなめるなよ」ってなります。
後三年合戦 源義家vs清原家衡
家衡は金沢柵っていう難攻不落の中に立てこもって鉄壁の防御を造ったんですが、義家が怖すぎて、そこから出れなくなってしまいます。
どれくらい出れなかったかと言うと、お腹が空き過ぎて餓死しそうになるくらい出れませんでした。
これを「兵糧攻め」って言います。
お腹が空き過ぎて、その場所を燃やして、その隙に逃げようとしたんですけど、捕まってしまって討ち取られてしまいました。
奥州藤原氏誕生
こうなると、三男の清衡が領地は独り占めできるわけです。
しかも、清原の兄弟喧嘩にうんざりしたので、名前も自分の本当のお父さんの名前である「藤原」を名乗ることになります。
この清衡こそがあの有名な「奥州藤原氏」の始まりなわけです。
奥州藤原氏はまた出てきますので覚えときましょうね。
問題発生・・・
こうして源義家は前九年合戦と後三年合戦と活躍をしたわけですが、後三年合戦はただの清原の兄弟喧嘩だからという理由で褒美が出ませんでした。
言うたら、給料なしで働いたわけです。
義家だって何人もの武士を戦に出しているので、その武士には給料払わないとダメですよね。でも、それができない危機に陥るわけです。
朝廷が源氏の強さに脅威を感じて、こういうことをしたんじゃないかって言われてます。絶対そうですよね。
ここで義家がかっこいいのが、ちゃんと武士たちに褒美渡すところなんですよ。
「みんなよく働いてくれた。確かに朝廷からは褒美は出なかったけど、俺の分とか削ってみんなの生活は保障するから安心してほしい。約束する。」って言うんですよ。
この義家の長としての振舞に武士たちは心打たれて、源氏と東北の武士との団結力が強まったって言われてます。
源氏の話どうでしたでしょうか?
頼朝とか義経だけがかっこいいわけではないんですよ。
名前とかは覚えなくても良いので、エピソードだけでも知っておいてください。
ありがとうございました。
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